12月15日(月)、中学3年生を対象に、皇學館大学文学部コミュニケーション学科助教の栗林梓先生による中大連携授業「地理×情報で読み解く地域と人生」を実施しました。
この授業で学ぶ内容は、令和4年度から高校で必修化されている「地理総合」と「情報Ⅰ」の要素を含んでおり、現代社会を理解するために欠かせない分野です。
授業の前半では、GIS(地理情報システム)の実践的な活用に入る前に、地域を分析するための基礎知識を学びました。
-
人々の移動(平均3.24回の引っ越しデータなど)
-
人口動態(人口増減、自然増減、社会増減の要因)
-
地域構造論
-
全国の消滅可能性自治体と三重県の人口分布
これらの学習を通して、データが示す地域の現状や構造について、多角的な視点を養いました。
後半では、栗林先生より、GISが現在多くの自治体にも導入され、政策決定に活用されていることが説明されました。その後、生徒たちは実際に国の統計データを地図上に可視化できるjSTAT MAPを利用し、伊勢市の地域構造を分析しました。特に核家族や単身世帯の分布状況に注目し、データが示す地域社会の課題や変化を具体的に理解することができました。
この連携授業は、単に知識を学ぶだけでなく、地理学と情報技術を結びつけ、実社会の問題をデータに基づいて論理的に分析する力を養う貴重な機会となりました。栗林先生、ありがとうございました。







